地元の味を全国へ
株式会社 桃中軒
弊社で手掛けているお弁当は、地元にゆかりのある食材をうまく使ったお弁当が多いです。駅弁ですからさまざまな地方から訪れたお客さまに、この土地のおいしいものを手軽に召し上がっていただきたい。そうした想いから生まれた商品ばかりです。甘めに味付けした鯛のそぼろをごはんにのせた「鯛めし」は、明治時代から代々受け継がれている看板商品で、幅広い世代の皆様に好評いただいています。
駿河湾では、さまざまな魚が水揚げされるため、魚を使ったお弁当を多く取り扱っています。そして、このあたりで欠かせない食材といえばわさび。沼津の特産品であるアジを使った「港あじ鮨」(常温タイプ)には伊豆天城産の生わさびとおろし金が入っており、自分の好みに合わせてわさびをすりおろしながら召し上がっていただく、珍しい駅弁もご用意しています。また、近年は魚介だけではなく、富士山の麓にある愛鷹山付近で育てられた「あしたか牛」という静岡のブランド牛を使ったお弁当も人気です。「富嶽あしたか牛すき弁当」は、もともと駅弁として販売していた商品の容器とパッケージを変更し、冷凍弁当としても展開しています。
現在、弊社で取り扱っている冷凍駅弁のラインナップは、「港あじ鮨」「富嶽あしたか牛すき弁当」「御弁当(幕の内弁当)」「鯛めし」の4種類。そして今回、株式会社シンギさまよりアイディアをいただき、鯛めしと桜エビのおにぎりを出させていただくことになりました。お弁当だけではなく、おにぎりのような手軽に地元の味を楽しんでいただけるラインナップを増やしていくのもおもしろいですよね。今後はECサイトなどを活用し、地元の味を全国にお届けできたらいいなと思います。